適切に管理された木材、自然と共存する知恵、森の癒し。
登米市森林管理協議会では、豊かな森林資源を活かし、次代へ受け継ぐため、持続可能な森林経営に取り組んでいます。
適切な森林管理
森林認証の基準に則した森林経営・管理を進めるために、登⽶市森林管理協議会内に「FM認証管理事務局」を設置して、
適切なPDCAサイクルに取り組んでいます。
森林管理計画|Plan
森林経営計画をベースに、森林認証に取り組む基本理念と⽅針が⽰された森林管理計画を策定して、地域森林資源の把握、森林⽣態系の保全、野⽣動植物の保護、種の多様性の保全を図っています。森林に保全地帯、保護区域の設定のほか、渓流⽔質の保全や⼟砂流出の防⽌を⽬的に該当⽔域にバッファーゾーンの設定などにも取り組みます。
×共通の森林作業⼿順|Do
森林管理計画に基づいた施業徹底のため、林業従事者向けに森林作業共通⼿順書を策定。本書には、保育作業(地拵、植付、下刈等)、収穫作業(間伐、主伐)、林道の維持管理⽅法について規定したうえで、⽇常の作業で活かせるようにチェックリストが作成されています。
×認証材流通の⼀元化
「確かな⽊材」を「確実に」届けるために
認証材を確実に需要者のもとに届ける仕組みとして、登⽶市森林管理協議会内に「FM 認証材流通事務局」を設置し、
以下の施策に取り組んでいます。
流通の⼀元管理
登⽶市内の認証林では4つの林業事業体「⽶川⽣産森林組合」「東和町森林組合」「津⼭町森林組合」「登⽶町森林組合」が素材⽣産を⾏っています。これら林業事業体の“すべての認証材”の流通を流通事務局が⼀元的に管理しています。
安定供給
流通事務局では、認証材の需給調整を⾏い、登⽶市内の林業事業体と連携しながら認証材を確実に需要者のもとに届けられる共有体制の構築に取り組んでいます。また、供給先から素材⽣産者への要望のフィードバック、品質向上を図る研修会などを通じて、「安⼼して使える認証材」の安定供給に努めています。
認証のチェーンをつなぐ
流通事務局は、FSC 森林認証におけるCoC 認証を取得しています。これは認証材が需要者のもとに届くまで、認証のチェーンをつないでいくことで、認証⾃体の信頼性を⽀える役割を担っています。
認証材の需要拡⼤に向けて
「確かな⽊材」を「確実に」届けるために
登⽶市森林管理協議会は「森林管理」と「⽊材流通」に加え、
認証材の需要拡⼤に向けた下記の取り組みを⾏っています。