ポイント2 森林組合だからこその良質な登米産木材の使用
■適材適所
自然素材の木は、樹種や部位によって性質が大きく異なります。
先人たちは、昔から知恵を集積して、柱には真っ直ぐな杉や檜、梁には粘りのある松や柔らかくとも太みのある杉を使う、というように、使い方を工夫してきました。
さらに木一本一本をとらえてみても、木の赤身(心材)の部分と白太(辺材)では木の堅さが異なり、柱に使うには心材が適しています。
また、木が生育してきた場所によっても性質が変わってきます。傾斜地の場合は谷側、平地では日陰を向いていた方を「背」、その反対側を「腹」といいますが、「背」の方が年輪の幅が狭くなるため堅くなる傾向があります。そのため、中央が垂れる心配のある梁材などは「背」を上向きにして使います。 ですから、木材を一本準備するといっても、住宅で使用する場所を念頭に置いたうえで、木が生育している地域や樹齢を考えて木を伐採したうえで、適切な部位を使えるように製材しなければならないのです。
■しっかりと乾燥
また木材は大量の水分を含んでおり、伐採直後はおよそ2~4倍量が水分です。木材の乾燥が不十分なままで施工してしまうと、収縮・割れ・歪み、さらには腐朽菌=カビの発生や白アリなどの害虫の巣となってしまいます。登米町森林組合では、太陽熱木材乾燥庫ToSMS等により、使用する木材をしっかりと乾燥してから使います。
このように家づくりでは、設計者が作成した図面に基づいて適材適所、使用する木材を1本1本吟味して準備する必要があります。
登米町森林組合は設計と木材準備を一貫して行い、末永く住み続ける事ができる家づくりを行っています。
森林組合の家づくり 4つのポイント
ポイント1 木を知り尽くした設計者による家づくりのご提案
ポイント2 森林組合だからこその良質な登米産木材の使用
ポイント3 最適な工務店による施工
ポイント4 からだにやさしい住まいは環境にもやさしい住まい