農林水産業みらい基金事業 採択についてのお知らせ

【プレスリリース】

農林水産業みらい基金事業 採択についてのお知らせ

 登米町森林組合が農林水産業みらい基金に申請しておりました「山がみえるサプライチェーンマネジメント・プラットホームの構築~東日本大震災からの創造的再興~」が、2017年度助成対象事業として採択されました。

 農林水産業みらい基金は、JA(農業協同組合)・JF(漁業協同組合)・JForest(森林組合)グループの一員である農林中央金庫によって設立された一般社団法人で、「農林水産業と食と地域のくらしへの貢献」に向けて、「創意工夫にあふれた取組みで、直面する課題にチャレンジしている地域の農林水産業者へのあと一歩の後押し」を行うための助成活動を行っています。
 2017年度は申請件数79件のうち登米町森林組合を含む9件が採択されました。

 今回採択頂いた事業は、登米市域における森林認証(FM認証)取得により、地域木材(丸太)をCoC認証を有する登米町森林組合が一括して流通する事を契機として、森林組合がサプライチェーンの要として行動し、トレーサビリティの公開や木製品の提供を通して木材の需要拡大を行うことを主題とし、その為の基盤整備として森林GISと連動した統合システムの開発導入により施業実績の蓄積と見える化をはかり、管理コストの低減、施業計画の短期高精度な樹立、トレーサビリティ情報提供システムの構築を行います。これにより本地域材の信頼性の向上、販売優位性、需要動向とリンクした生産計画に結びつけます。
 また、東日本大震災による原子力発電所の事故に伴う放射性物質汚染は、震災から6年以上経過した現在でもその影響があり、原木露地栽培椎茸についてはいまだ地域原木を使う事ができない状況です。そこで広葉樹林の萌芽更新を促進することを視野に入れて、主に広葉樹材を積極的に活用したリフォーム部材等の開発・販売を行うとともに、地域工務店や建築事務所との連携を図り、杉等の針葉樹材を含めた地域材の需要拡大をはかります。

本事業は下記の事業体の協力を頂きながら進めてまいります。
NECソリューションイノベータ㈱、㈱システムソリューション、NPO法人森林復興支援、パワフルジャパン宮城㈱、安多茂一氏、マーキュリープロジェクトオフィス㈱

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農林水産業みらい基金:http://www.miraikikin.org/
2017年度助成対象事業の決定について:http://www.miraikikin.org/files/pdf/pressrelease2017.pdf/
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NECソリューションイノベータ㈱:http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/
㈱システムソリューション:http://www.sys-sol.jp/
パワフルジャパン宮城㈱:http://pj-miyagi.jp/
安多化粧合板㈱:http://www.veneer.co.jp/
マーキュリープロジェクトオフィス㈱:http://www.mercury-cafe.com/
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